
宮城県仙台市に住むいとこから、リフォームの相談がありました。
いとこ夫妻は仙台市郊外の築約20年の建売住宅に住んでいます。
あの東日本大震災で幸いにも大きな被害はなかったとはいえ、内外装に傷みがみられるとのこと。
購入当時は建売住宅だったため、インテリアにこれと言って希望は反映されていないのですが、今回はいとこ妻のあこがれのナチュラルカントリー風にしたい、というお話です。
千葉県と宮城県ではちょっと遠いので、最初に一度ご自宅におじゃまして、図面と実際の現場を確認し、ご希望を聞き、その後はメールや電話でのやりとりで進めていきました。
プラン変更案も作りましたが、工期と予算の関係でプランは変えずに、水回りと内装・照明・建具を変えるということになり、ご希望に沿う建材を探して提案しました。
サッシの色が当時はやっていたブラックなので、カントリー風にするときにちょっと気になりますが、そこはレースのカーテンをすれば目立たないので良しとすることにします。
サッシを取り換えるとなると、かなりの手間とお金がかかってしまいますので・・・
リフォーム完成時にタイミングが合わず、見に行くことが出来なかったので、いとこに
Befor&Afterの写真を同じアングルで撮っておいてね、とお願いして、送ってもらいました。
玄関
Before

After

このドアはYKKapの物ですが、このあと廃番になっています。
玄関ホール
Before

After

かなり明るくなりましたね
キッチン
Before

After

このキッチンは建材メーカーのウッドワンのもの
いわゆるキッチンメーカーではないので、種類やオプションが少なめではありますが、今回はデザインと価格を優先しました。
いとこ妻によれば、使い勝手は特に問題なく快適とのこと。
このキッチンについている水栓はアメリカのコーラー社のものです。
いとこ妻がとても気に入って採用しましたが、問題点が一つ。
輸入品の場合、日本の規格に合わないことが多々あります。
この水栓は日本の水圧に対応しておらず、水の出がやや弱くなります。
このことはメーカーからも説明があり、いとこ妻も納得の上で設置しています。
実際に使ってみると、やや弱いけれど慣れると時に気にならない、との感想ですが、感じ方には個人差がありますので注意が必要です。
キッチンをリビング側から見ると
Before

After

ご予算の関係でカップボードは今までの物をそのまま使うことになりました。
落ち着いたら購入予定とのことです。
リビングルーム
Before

After

もともと使っていた家具がより素敵に見えます。
Before

After

和室
おそらく今回一番変わったのは和室。
いとこ夫妻は印刷会社を営んでいますが、いとこ妻は家で作業をすることが多いので、今回和室を洋室に変えて彼女の仕事部屋にしました。
ここは彼女の城なので、ご希望のポップなカラーで。
Before

After

Before

After

床の間の部分に作業台がちょうど納まりました。
長押の部分で色を変えたのは、いとこ妻のアイディア。
和室からポップな洋室に生まれ変わりました。
キッチン脇通路
Before

After

建具を変えるとかなりイメージが変わります。
トイレ
Before

After

洗面所
Before

After

天板がモザイクタイルの洗面台はキッチンと同じくウッドワン
タイルは目地が汚れるのでお掃除が大変ですが、いとこ妻は日頃からキレイ好きでマメにお掃除をしているので大丈夫。
ちなみに私はムリです・・・
せっかくご相談をいただいたけれど、遠方のため、一緒にショールームに行ったり、現場をチェックすることはできませんでしたが、いとこ夫妻のやりたいことがはっきりしていたおかげで、スムーズに進んだと思います。
特に、昔家具に関わる仕事をしていたいとこ妻は、インテリアに詳しく、リサーチ力がすごかったので、事前にショールームに行って確認するなど、イメージをしっかりと固めていました。
工期や予算のこともあり、ご希望のすべてがかなったわけではないけれど、優先順位をつけて、どうしても譲れない部分は思い通りにできたのでとても満足している、と後日連絡をいただきました。
甥、姪が独立し、生まれ変わった家での夫婦とわんちゃんのこれからの暮らしが、より楽しいものになることをお祈りしています。
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